「小さき王たち」を読んで

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堂場瞬一の小さき王たちを読みました。

読んだのは5月だったんですが…引き込まれ夢中になりました。

感想を書こうと思いまして、改めて借りてきました。

 

主人公は新聞記者の高樹治郎と幼馴染の政治家(第一部ではまだ秘書)の田岡総司の物語です。

 

第一部 濁流は若き新聞記者の高樹治郎と政治家秘書の田岡総司が主役

第二部 泥流は二人の息子たち新米記者の高樹和希と政治家秘書の田岡稔が主役

第三部 は…そのまた子供たちが主役です。

年代は離れてますが高樹治郎と田岡総司との争いから家と家の争いへ…  

ネタバレが無いと書けないことに気付き頭を抱えました。

だから…各巻頭のあらすじを頼ることとしました。

私は第二部から読み始め…一部もその後三部もと読み進めました。ホント引き込まれます!!

新聞記者・政治家・警察官・検察官と問題は解決するのでしょうか?

 

第一部 濁流(巻頭のあらすじより)

 高度経済成長下、

 日本の都市政策に転換期が訪れていた一九七一年十二月。

 衆議院選挙目前に、新潟支局赴任中の若き新聞記者・

 高樹治郎は、幼馴染の田岡総司と再会する。

 田岡は新潟選出の与党政調会長を父に持ち、

 今はその秘書として地元の選挙応援に来ていた。 

 彼らはそれぞれの仕事で上を目指そうと誓い合う。

 だが、選挙に勝つために清濁併せ吞む覚悟の田岡と、

 不正を許さずスクープを狙う高樹、

 友人だった二人の道は大きく分かれようとしていた……

 

 

 

官僚候補を実弾をばらまいて票固めに動く田岡。

発覚した時の捜査を抑える為に大学の先輩で、県警二課長の木原に接触する。

女を与えられた木原はその女性にメロメロに…身を破滅させることとなった。

悪い噂が高樹の耳にも入るが…

情報を掴んでる警察も、キャリアからの捜査中止命令により手が出せず。

高樹(新聞)と警察が密かに手を組む事となり…捜査は出来るのでしょうか?

結果…高樹と田岡も憎みあう関係に…

田岡自身も大物政治家に守られ…ほとぼりを覚ますためにロンドンへ留学となった。

 

不正を捜査出来なかった警察官の思い…

不正を不正と思わず…逆に高樹に妨害されたと、マスコミを抑え込む決意をする田岡…

高樹も不正を認めない田岡を許せまじと決意を新たに…

 

 

第二部 泥流(巻頭のあらすじより)

 バブル崩壊、未曽有の震災とテロを経て、

 時代が激しく揺れ動いた一九九六年十二月。

 父親と同じ新聞の世界に飛び込んだ 

 新潟支局の新米記者・高樹和希のもとに、

 謎の男から不正選挙資金疑惑の密告が。

 初めてのスクープの予感に和希は沸き立ち、和希の父で

 今は社会部長の次郎も部下を動かしてともに取材を進める。

 だが、その背後には、二十五年前に贈収賄事件で

 次郎と敵対し、以来マスコミの支配を目論む

 政治家・田岡総司とその秘書で息子の稔の影が……

 

 

 

ネタバレですが…

高樹和希自身の将来の希望はコラム記者だったが…ある日和也を名指しでタレコミ電話が?不審に思いながらも投資詐欺がらみから…政治資金疑惑?の取材を開始する。自分自身もこの取材をきっかけに変わりたいと…

 

同じ時期東京地検の松永の部下も似たような情報を掴み捜査を開始する。
高樹治郎にも匂わせる。息子和希に期待をかける。

 

東京地検特捜部も捜査が進み逮捕かと云う段階でストップ?…

和希も誤報を掴まされた状態に追い込まれる。

 

全ては四半世紀前の田岡が「メディア対策」を誓っての復讐から?…

高樹に「息子が左遷された」ダメージを負わせ親子を潰し、高樹次郎は九州へ左遷…

高樹和希も石巻へ…

東日は間接的に田岡のものになるだろう…と

東京地検の松永も九州へ左遷で…官僚を思い通りに操れると田岡の一人勝ち!!

息子田岡稔は連絡係で…一部始終を見ていたのでした。

田岡から情報を与えられての密告者はあの男(~_~;)

 

いよいよ第三部ですが…他の人が借りておられるので本の読みなおしが出来ません😢

私としては三部が一番面白いと思いましたが…

 

高樹・田岡の孫たちは…思惑通りに歩むのか?

田岡の息子稔のいくすえは…?

私の下手な感想よりも…実際に読まれた方が…ハラハラドキドキ\(◎o◎)/!

楽しいと思います~~~ぅ。

 

 

読んで下さってありがとうございます。